地味アラサーがセクキャバ嬢になってみた。

大学院卒・派遣社員・アラサー・セクキャバ嬢という私の労働記録。

セクキャバ嬢が客についてどう思ってるか論②

moniachan.hatenablog.com

 

これの続きです。

 

そうえばセクキャバ嬢が言ういわゆる「サービス」というのは、性的(本番行為のない)行為のことです。

キスとか、おさわりとか、そういうの。

女の子同士で色んな接客に関する話をするとき、「キス」って口から出すのはやっぱり抵抗があるみたいです(私含め)。

あくまで、キスやらスキンシップやら愛嬌やらは接客における「サービス」。

そのスキルのことを言う時もあります。

 

こういう小さな色んな気付き、実世界との隔たりを(自らの経験を通して)一つひとつひも解いていくのが最近楽しみの一つでもあります。

生き抜いていく戦略でもあるのかな、とも思います。いやはや。

 

おっとまた話が反れました。

ヨシオの話の続き。

 

「結婚」をせまられ、私は色々と思うのでした。

この人、なんて生きづらいんだろう‥

 

結婚相手を探しに、自分の地元からは遠く離れたセクキャバまで来るとは。

事情はわからないけど、せっぱ詰まってるんだな。

でも、目下金欠&指名が欲しい私。

ここはぐっとそんな想像力を抑えて、出来るだけつなぎとめるとこにしました。

 

ボーイ横田くんの言葉「つなぐとこまでつないで、面倒になったりだめだぁって思ったところで切ればいいんですよ。俺たちからもそうなったら、モニカさんは辞めたとか、シフト入ってないとかいえば済む話だし、モニカさんはただ連絡切ればいいだけなんで。出来るだけつないでください!」

 

そうか、そんなもんなのか。実際の人間関係みたいに関わり続けることを恐れる必要はないのか。何て虚無な関係だろう。

・・・そうか。私は今、私との関係や時間をヨシオに買ってもらっているのか。

私はセクキャバで、私の身体だけじゃなく「私との関わり」も売ってるんだ。

 

一旦そのように咀嚼しました。なんて商売だ。

 

さて、ヨシオには私の連絡先を渡し、(切りやすいようにラインが良かったのに、彼はガラケーしかお持ちでなく、電話番号も渡すはめにとほほ、)

モニカ「とっても嬉しかったですぅ。突然でびっくりしたけど、これからヨシオさんのことをどんどん知っていけたらいいなって思ってまぁす(はーと声)」

という感じでその日を切り抜けました。

また2週間後に2時間かけてお店に来る約束もしてくれて、指名繋ぎに成功。

(ただし同伴付き、とほほ)←派遣OL退勤後、お店出勤までの休憩時間が無くなるので同伴はおいしいもの食べれてもちと体力的に辛いモニカさん。

 

 

そして2週間後。本当にヨシオはまたやってくるのでした。

何かくれるのかなドキドキ…と思ったけど、彼は手ぶらで現れました。

モニカ的考察:なんだかやっぱり、他者に好かれようとする努力とか、したことないんだろうなこの人。お金か地位か何か物を言わせてたタイプか。

 

てっぱんのお寿司をいただいたけど、無言でつらい時間なのでした。

辛いのでモニカはたくさんのお酒をいただきました。w 

 

さて、そこでのワンシーン。

ヨシオ「モニカがぼくと結婚する気ないなら早く言ってね。」

 

(;´・ω・)

 

 

人の人生を一体なんだと思ってるのでしょうか。

 

モニカ「やっぱりぃ。人生のおっきいことだからそんなにすぐ決められないよぅ‥‥

ヨシオさんのことも深く知りたいのにぃ‥‥(乙女のふり)」

ヨシオ「そうだよね。モニカ、まだ若いもんね。」 

 

一旦この話題回避に成功。うし。

 

 

続く。(続くかなぁ…)

 

セクキャバ嬢が客についてどう思ってるか論①

サボり続けていますが生きています。

このブログをのんびり書き始めて思うことは、

セクキャバでの色んなことって、あんまりオフの時間(本当の名前、本当の人間関係の中で生きてるとき)には思い出したくないことなのだな、と。

なので、これからもあんまり自分にノルマとか人気獲得したい、とか、アフィリエイトで稼ぎたいとか(これは本当にこれっぽっちも思っていないw)プレッシャーを課さず、ごくまれに思いついたときに更新したいと思います。ただ人生のこの時間を記録しておきたいのと、誰かのためになりますように、という意味で。

つまりは歯磨き以下の労力、プレッシャーで続けたいです。(大好きな勝間和代さんのお言葉。そういえば勝間さんがはてブに移動してこられてモニカは嬉しいです。引用先は以下。)

katsumakazuyo.hatenablog.com

 

勝間和代さんの『インディでいこう!』(2006 ディスカバー)は、私の女として生きる中でのモヤモヤ、引っかかりをすっきり解消してくれた名著だったな。当時大学1回生だった私はぶるぶる震えるくらい感動したのを覚えています。

おっと。本題に入ります。

 

セクキャバの女の子たちは色んなスタンスでお客さんと関わってると思います。

ご自身なりのボーダーライン(どこまでは本当、ここからはうそ、等)を設定している人も多いと思います。

私はそれがなんだかうまくできなくて、どうもこじらせてしまうことが多いです。

何かというと、私の場合はしょっちゅうプライベートで会ってしまっていました。

お店としては本当にアウトのアウトを私はやらかしてしまっていました。しかもしょっちゅう。

それくらい、なんだか心配になるというか、お客さんに(その人によるけど)感情移入してしまいがちだったのですね。

というわけで当分はシリーズでお客さんとモニカの関わりを紹介したいと思います。

 

モニカを初めて本指名してくださったヨシオ。(このブログでもちらっと一度登場しました。)

連休中だったので地方から客が多く、指名にも常連にもつながらないたらい回し状態のお店。みんな疲れていました。。。

ヨシオも地方からのお客さん。

お客さんが多くてばったばたの中、ヨシオはなんとフリー延長。

1回転が3人の女の子なので、計6人の女の子と過ごされたわけです。

みんな休憩室に入るなり「キモイ」「くさい」「ただのおっさん加齢臭」なんて評価(笑)

で、最後の6人目が私でした。

いつも通り「こんにちはー!(元気)」で入る私。

大体、対人スキルがある程度ある人、その時間を楽しもうとする人はこういう挨拶には(例えお客さんでも)笑顔で返すものです。

が、ヨシオの場合は真顔(むしろ怖い顔)で「どうも。」

 

はーこれは10分つらいな(モニカ心の声)

 

モニカさん切り替え。トークで時間を稼ぐのをやめて、見つめてみることにしました。

たまにニコニコしたり。

相手のペースに合わせてみました。多分人と話すの苦手そうだし。

 

すると、何と私のことを指名してくるではありませんか…(驚き( ^ω^)

 

 

えー。さらにつらい20分間・・・・・(心の叫び)

 

でも、店長の誉め言葉で調子にのり、20分間頑張ることに!

ヨシオは外見によらず気前が良くて、シャンパンを開けてくれたりもしました。

ドリンクバックへの感謝の気持ちでモニカも一生懸命サービス。

さらに追加の延長…

 

男性の金銭感覚たるや‥‥

 

なんだかんだ1時間くらいを過ごしてかえっていったヨシオ。

 

なんと、次の日も現れました。

そこで、モニカさん、衝撃的なことを言われます。

「結婚してほしい」

 

 

 

( ゚Д゚)はい?

 

 

いやいやいやいやいやいやあほですかおっさん世の中お金で愛は買えないんですよていうかあなたのような加齢臭お腹ぼっこりの中年男性に私がお客であること以外に惹かれるポイントないんですよバカですか何様ですかキモイんですけど???

 

という試行が頭の中ぐわーって流れたけど、お客さんにはさすがに言えません。(笑)

 

モニカ「こんな水商売してるし…」

ヨシオ「僕は仕事で差別なんてしないよ!やきもちやいちゃうけど」

 

(やきもちだと…ええええ気持ち悪いなぁ真剣に。どう乗り切ろうか)

 

モ「モニカ、借金いっぱいあって返すまではお仕事しなきゃだめだょ?」

ヨ「もちろん一緒に返すよ!」

 

 

(ええええええなんか真剣やなこわい)

 

モ「お昼の仕事の方もとっても大事だし、引っ越しとか考えてないょ?」

ヨ「僕がこっちに来て働くよ」

 

 

(だめだ、もうだめだ‥‥)

 

モ「わかった。考えてみるね…」

 

なんて言ってしまったモニカさん。ここからが相当大変になります。

 

続く。

 

 

 

 

 

髪の毛がショートで黒いこと。

更新に波があってすみません。

このブログ、地味に見てくださってる方がいて嬉しいです。

 

前回写真を撮りに行った話を書きました。

さて、ホームページに上げられた私のちょいエロ写真+手ブラ写真。

手ブラは会員じゃないと見れないらしい。

男のフリして会員登録してみる私。ぶわ…自分が気持ち悪く感じる。

フォトショップでえらく修正されて、かなりエロい感じに仕上がっている。

お腹の肉も修正されきっている。こんな体だといいのになぁ…遠い目。

 

でも、やっぱり私、、浮いてる。

お店の女の子たちは、当然ながらみんな大体

 

髪の毛が長い+くるくるしている+染めている+細い

 

かたやわたくしモニカさんは、

 

髪の毛黒い+極ショート+ゴツイ+デカい

 

 

なんか、浮いてる気がする。

 

そこでボーイに聞いてみる。「私、この写真ではお客さん来ないんじゃないかな‥」

 

ボーイ「いやいや、男は色んな好みがあるので、なんとも言えませんよ」

とのこと。

 

人生で男モテについて考察と実践を行ったことのない私、どうしたものか。

と思っていた矢先、その日の夜、「HP入りました!モニカさん!」

 

なに??HPってなに?

”HP=ホームページの写真でパネること”だそうです。

パネるもよくわからないけど、何やら選んでもらうことみたいです。

 

初めてのお客さん。ホームページの写真の中でショートの女の子を探したんだそうです。

世の中には色んな人がいるものだと思います。

こんな地味でも好かれたりするんだなぁ。

つまり、あんまり女の子は生きるにあたって、

モテとか追及せず、自身の好きなようにふがるまうことが大事、だと

やっぱり再確認します。

選んでもらおうとする生き方を、セクキャバの外ではしたくないですね。

 

あ、なんか最近段々支離滅裂ですが、ちょこちょここれからも更新したいです。

めりくり!

ホームページ用写真(露出系)を撮りに行った話

入店して2週間後くらいに、ボーイの横田に

「撮影行ってきてください(ボソリ)」

と言われる。

え、撮影?(;´・ω・)

私、そういう出演系はちょっとNGなんですけど…

 

ではなくて、ホームページ用に載せるプロフィール写真を撮る、とのことだ。

きちんとスタジオで衣装を着ての撮影、とのこと。

日をきちんと予約して、いつも出勤するお店とは全然違う別の繁華街に一人で行く。

(怖い)

他の嬢たちの写真を見ていると、下着姿もばっちり撮られるみたいだった。

モニカさん‥‥エロい下着なんて一枚も持っておらず。涙

スタジオに向かう前にド〇キで上下2000円の黒いエロい下着購入。

しゃあない、先行投資だよね…

 

同系列のセクキャバの上の階に、スタジオはあった。

私はもっと「オラオラ系の怖いお兄さんが適当に写真撮る」と思っていたんだけど(笑)

出て来たのはめちゃくちゃかわいいお姉さん2人だった。

1人は黒髪ロングヘア―、もう1人はベリーショートの、いかにもおしゃれさん。

こういう人も、この業界に関わってるんだなぁ。

 

「はいはいー!どうぞお待ちしておりましたぁ!」

ロングのお姉さん。めちゃテンション高い。

 

「じゃぁ~~~とりあえず着替えてくださいッッ」

横田が準備してくれた衣装を持って、フィッティングルームっぽいところでお着換え。

女性の前でこんな格好になるのはこっぱずかしいものだけど。

 

 

あ、網タイツ忘れた(;´・ω・)

 

も「すすすすみませんタイツ忘れちゃいました…」

お姉さん「あらぁ~~大丈夫大丈夫!これ使って♡」

も(優しい…!)

 

いい感じに遅く見えそうな編み目の細い網タイツを渡され、上機嫌になるw(単純)

 

ショートのお姉さん

「モニカさん、髪短いですね。ちょっと女性っぽく見えるように巻きましょうか」

も「えー楽しいです!お願いします!」

 

なんだかいつも使わないヘアアイロンという素敵なアイテムを使って、ふわふわになる私。

「モニカさんかわいーwww」と、ロングのお姉さん。

褒められると嬉しいものである。

お客さんもこういうの求めて来てるんか?なんて思ったり。

 

準備完了。いよいよ撮影である。

壁はピンク、ふわふわした白のカーペットでいかにもきゃわいい演出。(笑)

 

ロングのお姉さんがカメラマンである。

「じゃぁ~まずは正座するんだけどオマタは開いて~~」

指示通りのする私。

「一指し指をくわえてくださぁぃ!」

指示通りにする私。

パシャパシャ撮るお姉さん。

「いいですねぇ!めちゃエロですねぇ~~きゃー!」

テンション高い。(笑)

「私ねぇ、普段からどんなポーズがエロいかそればっかり考えてるんですよぉ(笑)」

職業意識も高い。すごい‥

「じゃぁ次のポーズ行きますねぇ!座ってから左にからだをひねってぇ、手は口に添えてねぇ‥‥」

 

という感じで大体20カット撮られる。

そのうち数枚はブラだけショット、ブラを外した手ブラショットもあり。

さすがに手ブラは、恥ずかしいぜ!

 

恥ずかしかったけど、テンション高いお姉さんのお蔭で

なんかめっちゃ楽しかった!

あたらしい自分との出会い、という感覚。

 

服を着替えている間、お姉さんはすぐにパソコンに写真を取り込む。

私にも見せてくれるという。

 

えー!見たいような、見たくないような。羞恥と冷静の狭間。

 

モザイクの具合や、個人の特定がされないように本人確認は必ず必要、とのこと。

そういうところは徹底してて、このお店はある意味安心感がある。

 

ショートのお姉さん曰く

「業界大手ですからねぇ。ホームページ見てくるお客さんもかなり多いみたいなんですよ。ホムペ写真で指名、とかもあるらしいですからね!」

とのことだった。

 

さて、写真の出来は、

 

エロい。

 

でも、黒髪ショートで体もごつごつしている私、

なんだかちょっと男らしさも醸し出ている。

筋肉モリっとしているところと腹肉は修正してくれるらしい(´;ω;`)ブワッ

 

ちなみにお姉さんたち、普段はブライダルのカメラ、スタイリストさんなんだそうです。

女が生きていくって本当に大変だわ、なんてここでも思ってしまう、

そんな一コマでした。

ちなみに撮影は時給に含まれません。残念。

 

追伸:あとになって、本当に写真だけで指名、ということがありました。

あとは、私の指名客さんが写真みてコメントくれたり。

写真は大きいなぁとしみじみ。お二人のプロに感謝。

 

体の変化まとめ。

4月書いた中のいくつか不安要素の中に

めちゃくちゃケバくなるんじゃないか、

というものがあったが、半年週3~4回セクキャバで働き、

昼も夜も労働、という日々を過ごした中での

私の身体に起こった色んなことを概観したい。

 

  • 体重

体験入店時58キロ(身長168センチ)のきわめて標準、いや女子としては

色んなパーツがいちいちデカいだけで決してデブではなかった私。

現在まさかの64キロ。正真正銘ぽっちゃりが出来上がりました。

 あれ??働きっぱなしでもっと痩せていく予定だったんだけどな…|д゚)

 

原因は寝不足と長期にわたる不規則な生活、運動不足。そして飲酒。

寝ないで日常生活を送ると、体力を食べ物で補おうとするみたいで、

常に何か高カロリーのものを求めてしまうからだになりました。

あとはラスト(朝5時前)までお店でストレス労働に耐えた後、むしょーに

自分にご褒美を与えたくなり、ラーメン直行。

特にラーメンなんて食べたいと思ったことがなかった私でしたが、

この時はなんとビールにチャーハンセット、チャーシュー麺特盛!

月に4日はこの有様ですから、太るのは当たり前です。

もう一つ、お昼の派遣労働中はトイレ以外動かないわけですから、

1日の運動って、通勤だけなんですよね。。

そのくせ社員食堂のバラエティー定食は、かなりのハイカロリーだったと思います。

(しかもごはん盛り放題。私は大盛にご飯を持って、一つおにぎりを作りセクキャバ出勤前にそれを食べていました。貧しさ溢れますね。)

でも、体重が増えても、ぜんぜん気にならなくなっていました。

いつもは0.5キロ増えても気をつけていたくらいだった私、

体重がどうこうよりも、今はお金だ!みたいな精神状態が支配していたのと、

きっとその時の私の体は、自分と分離させていたい何か別の物体だったように思います。

こんな方法でお金を得ているのは、私の身体が私の意志に相反して行っている行為である、という感覚を常に持つことでバランスを保っていた、という感じです。

ミッシェルフーコーのような話ですね。

触られているいるのは、私ではなくて私から離れた身体である、

そう意識していないと、こころが持たないような、そんな感覚です。

 

  • みため

普段は化粧を一生懸命しない、きわめて地味黒髪ショートの私。

服装はリンネルみたいなのが好きなナチュ派。

周りに変わった?まさかお水?みたいに思われないように、普段の化粧を意識的に薄くしたり、そのあたりは気をつけました。でも、デブにもなってしまったので、お店出勤時は化粧でかなりカバーしてたかと。

まつ毛エクステは2週間に一回ペースで通いました。(多い!)

だって、まつ毛はそれはそれはよく抜けるのです!

先行投資だと思ったけど、これはさすがに出費でした。寝ない生活を続けると、まつ毛がえらいよく抜けるようにもなって、睡眠って本当に健康の根源だとつくづく思います。

 

  • 精神状態

なんだかセカセカするようになった反面、借金返済が出来ている、という自信により、抱えていた不安からはものすごく開放されました。

また、毎日時間的にかつかつゆえに、空の青さとか、些細な人のやさしさに感動したり、

ご飯がめちゃくちゃおいしい(これは別の要因もあるやろけど)。

時間=お金という考えが支配するストレス時期もあったけど、

(例えば友達と飲みに行くとマイナス発生。取り戻すためには一晩働かなきゃいけない…というような鬱気分。)

ずっと働くことは良くない!心の健康大事!って、言い聞かせる日々です。

 

  • 健康面その他

小さなことまで上げるとかなり色々。

 

・慢性寝不足による注意力散漫

・肌荒れ(ニキビ吹き出物とは縁のなかった私に色々なトラブルが。)

・ベロ、下唇の腫れ(たまに下唇を噛んでくる客、殺意すら芽生える)

口内炎

・のどの痛み、扁桃腺の腫れ

・痰の日常化

・原因不明の便秘と下痢、おなかのハリ(ストレスによる?)

ドライマウス(これは感染症かな...病院行ってもとりあえず問題ないと言われる)

しかもこういう健康に関して、お店はノータッチ。

 

 

以上、身体の変化概観だったが、こう文字にするとひどいな。

 

お店の嬢たちは自分のイソジンを持っていて、神経質なくらいうがいする。

筆者も、お客さんが変わるごとにうがいした。

全てが自己責任、これが夜の業界のルールであることを知る。

こんなにもQOLを下げざるを得ない労働環境。

リスクを受けるのは、いつも女。

 

 

あまりにも過酷で、あまりにも危うくて、なんだか悲しい。

それが、私の仕事。

 

 

追記:これから始めようかな、どうしよかな、みたいな女の子、ぜひ検討材料にしてください。

ある日の昼と夜(ノンフィクション)

出会って20秒足らずの男とキスを交わす。

もちろんその男はお客さん。

はじめは唇と唇、そしてちょっとずつ舌を入れていき、だんだん激しく。

爆音で流れるBGMの中で、キスは熱情を帯びていく。

男の手は、だんだんと私の胸に、

そして衣装のファスナーがおへそのあたりまで開けられる。

“ぃゃん、そんな風にエッチに触らないで…”私は小さく言う。

 

男が「乗って」と言うと、私は男にまたがる。

私の股部を、男のそれになんとなくこすりつけてみる。

男は私の胸に顔をうずめ、そして乳首を舐めまわす。

男が興奮しているのが分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥まぁだいたい、この辺りでボーイのマイクコールが入る。

「2番テーブルモニカさん、バックお願いしまーす。」

 

 

深夜1時半、退勤。

平日は遅い時間の客入りが少ないので、退勤させられる。

その日の日給は15,000円程。日払いで5000円だけ現金で受け取る。

家まではボーイさんか雇われたドライバーに送ってもらえる仕組み。

この日はボーイさんに送ってもらう。

ボーイさんの中では一番若手の東くん(仮名)。

背は小さいけどいつもニコニコしてて、この手の業種にあるけだるさを感じさせず(ダラダラしてない)、変に怖そうに見せたり高いブランド身に付けたりとかもない。

 

東「モニカさん、仕事慣れてきたッスか?」

も「いやぁ、まだ全然っすわ(ボーイさんにはぶりっこらない)。

コールもBGMデカすぎてあんまり聞こえないですしねぇ。」

東「はじめは女の子みんなそうっスよ!テーブルの番号覚えとけば聞きやすいっスよー!」

も (´・ω・`)оОО(東くん、いいやつ!)

 

繁華街から約20分車を走らせると家だ。車は家の前まで送ってくれる。

送ってもらえるなんて、なんて幸せなことなんだ!嬢のための福祉だなぁ、なんて呑気に思っていたが、これは何やら「トラブル回避のため」のようだ。

 東くん曰く、

 

東「女の子のこと出待ちする客もいますからね。家まで送り届けるのも僕らの仕事っス。アフターも基本うちの店はだめッスよ、モニカさん」

も「アフター?」

東「退勤した後、客と食事行くことッス。同伴出勤の逆、みたいな。普通のキャバと違ってサービスの内容がこうですからね。勘違いする客結構多いんスよ!」

も「へぇ…」

 

業界未経験の私、業界用語をひとつひとつ学ぶ日々である。

 

私の家には風呂がない。都会の古アパートである。

幸い、家のすぐ目の前に古アパート界隈の人間が集う銭湯があって、お湯もかなりいい。その風呂が好きでずっとそこに住んでいる。

しかし、その風呂屋は残念ながら1時に閉まる。セクキャバ退勤後は風呂に入れない。

 

ので、私はTシャツ短パンという姿で、

アパートの前にあるホースを使い行水する。(夏限定)

正直そこまで潔癖ではないけど、男に触られまくったあとなので、なんとなく心と体浄化の意味で行水。

で、すぐ就寝。午前3時。(眠すぎて行水出来ない日もしばしば。)

 

 

6時半起床。

化粧少し、服装適当白トップス黒パンツルーティーン、7時出発。

15分徒歩ののち、電車にゆられて30分。

会社の最寄り駅から更に徒歩10分。

始業5分前に会社着。「社員」たちは既に着席、各々忙しそうである。

この日は運悪く私の席を囲んで(人が居なかったため)で社員数人が小ミーティングをしている。やけに真剣な感じである。

私はその脇にある浄水器あたりで席があくのを静かに待つ。

8時、始業ベル。電話が鳴り出す。

始業ベルとともに私の席がやっと空く。着席。5分立ちっぱなしにさせられたことに若干イラっとする。

パソコンの電源を付け、左手にカレンダーと飲み物、右手にマウスクッションをセット。

さぁ、スタート。ここからはマラソンである。

私の仕事はひたすら伝票処理と仕分け。午前中は9時半と12時に締め切りがある。

形式の違う伝票を読み、フォルダ毎に分ける。

その間必要なメールが入れば返答したり、伝票を営業に回したりもする。

社員「派遣さん席どこー?」

なんて、呼ばれたりする。

私の部署に、私のような「派遣」は私ひとりである。でも、覚えてもらえない。

 

12時締切が終われば、私はどんな「社員」よりも社員食堂にいく。

この会社で心底よかったと思うのは、社員食堂がべらぼーに美味いこと。

食堂の列が出来る前に私はいち早く「バラエティ定食」を注文する。

同じ部署の人や、同じ派遣会社の人と食堂の列で前後になったりして、会話をすることになるのが嫌だからである。

そして食堂の一番端の、人から死角になる席を確保する。

昼休みと通勤時間は私の一番好きな時間だ。本を読んだり、音楽を聴いて過ごす。

この日読んだのは『野草の手紙』(ファンデグォン著 清水由希子訳 自然食通信社)。

45分はあっという間だ。また席に着き、残りの伝票をこなす。次の締め切りは午後3時、それが終わると、一度トイレに立つ。

トイレの鏡に向かって、目に入りかけてるまつエクを直し、携帯をちょっと見る。

昨日の客からラインが届いている。はぁ。(テンション凹)

 

3時からは地獄の時間である。

そう、仕事がない、のである。

2時間、睡魔と闘いながら、ちょろっと入ってくるメールや伝票を処理する。

1分で終わる作業を15分かけてやったり、仕事してるフリをしながら色んな空想をする。平均睡眠3時間だと本当に眠くて、トイレで5分仮眠をとったりもする。

 

午後5時終業。他の社員はまだ忙しそうだ(社員は何時に帰るのか、正直知らない)

小さな声でペコペコ「おさきに失礼しまーす」なんて言いながら、そそくさ退社。

今日も一日、私は名前を呼ばれなかった。

 

 

携帯を見ると、「エンジェルピース」のボーイ(私の担当らしい)横田(もちろん仮名)からライン。

 

ライン 

横田「おはようございます!今日8時出勤大丈夫すか?」

も「おはようございます!今日同伴出勤します!」

横田「客誰ですか?」

も「ヨシオさんです」

横田「👌」

 

職場からお店のある繁華街まで電車で約50分。その間まずは適当に写メ日記を更新して、お化粧を朝よりきちんと、そして濃いめに塗る。

(写メ日記とはお店のサイトに上がる嬢の個人日記である。風俗関係のサイトではほぼ必ずあるように思う。ちなみに同伴などの約束がないときは、お店近くにある銭湯に行くことが多い。)

駅についたら、駅構内にあるコスメ屋さんでマスカラとチークを追加。(買うお金がないため)

 

6時半、ヨシオさんと待ち合わせ。

今日はお寿司をごちそうして下さるそう。

適当な会話をする。ぶりっこしながらのお寿司は本当に味のないもの。

ヨシオさんは車で3時間かけて、二週に一回ずつくらいのペースでお店に来てくれるようになった。

「同伴」という経験も、このお客さんのお蔭で初めて出来た。

同伴すると1時間分の時給がプラスされる。お客さんも嬢とデート出来るし、嬢も時給が入るし、お店も早い時間にピン客が来るのでWIN WINなシステムのようだ。

8時に「エンジェルピース」出勤。

同伴出勤なので、今日の一番のお客さんはヨシオさんだ。

ヨシオさん、出来るだけおしゃべりして逃げ切りたいところやわ(口臭いんだもん)

 

 

そして、また同じ夜が繰り返される

 

違う世界を往復するような毎日が。

入店・連休・初延長。

時系列を元に戻す。

 

関西のとある繁華街にある某セクキャバに入店しちゃった筆者。

1週間後はゴールデンウィークが待っていた。

 

すでに友達と会ったり親に会いに行く約束が目白押しだったので、それはキャンセルできず。

でも前途した通りお金にまったく余裕ないので働くしかない。つまり寝ないことを選択する。

筆者が働くことになった「エンジェルピース(仮称)」というお店は、繁華街の中でも割と駅近かつ人通りの多い場所で、平日でもたぶん客入りの良い方なのだと思う。

系列店舗数は数十店舗にも及ぶので、何やら業界大手、というやつみたいだ。

 

お店のオープン時間は19時半。そこから平日だと午前3時、休日は朝方、お客さんの言なくなるまで開ける。シフトは希望をほとんど聞いてくれるが、勤務時間があまりに短いとシフトに入れてくれない。

平日OL業が響くとさすがに困る私。自分の限界点もわからないので、とりあえず金曜、土曜休日を中心にシフトに入れてもらうことにした。

そうなると、平日働かない分連休は働いてほしいと言われる。

最近しがない派遣OLでしかない私は”必要とされること”を欲していた。お願いされると嬉しくてつい全日勤務可、にしてしまう。1日睡眠時間2時間のチャレンジである。

 

やはり連休前の平日はサラリーマンのニコイチグループが目立った。

サラリーマンという人種は何やら付き合いでこういう店を使うらしい。会社経費で。

嫌気がさす。本当に嫌だ、こんな人達が会社で権力握ってるなんて。

( 何人か連れ合ってくるお客さんのことを「〇個一」という。2人連れなら ’ニコイチ’。逆におひとり様なら「ピン」。)

 

さて、1晩出会う客のうち、かわすことになる大体の会話は以下の通りである。

 

もにあ「こんばんわぁ(にっこり&ぶりっこ)」

客「かわいいね」

も「いや、そんなことw(誰にでも言ってんだろが怒)」

客「いくつ?」

も「25ですぅ(5歳サバ読む)

客「若く見えるねーハタチかと思ったよ。」

も にっこり(思ってないくせに)

客「この仕事長いのー?」

も「いえ、まだ新人ですぅ」

客「へぇ、そうなんだ~。仕事はこれ(セクキャバ)だけ?」

も「お昼はОLしてまよぉ。そう見えるでしょぅ?」

客「へぇー意外!めっちゃ稼ぐねぇ!」

も     (ぜんぜん稼げないよバカヤロウ)

(´・ω・`)ooО(女が生きるってほんとつらいぜ。)

客「おっぱい何カップ?大きいね(触)」

(以下省略)

 (10分で交代)

 

この流れが一晩、退勤時間まで何度も繰り返される。

ゴールデンウィーク勤務で、大体サービス(キスや触り)への導入がこのように行われる、ということを学ぶ。

 

都会の繁華街なので、旅行客も多い。しかも18歳とか19歳も多い(嫌)。

そういうお客さんは次はないと判断し、適当にお話してサービスする、ということも何となくこの連休で心得る。

大体特別なことはなく、淡々と同じことを繰り返しているうちに、たまーにドリンクを入れてくれるお客さんに出会ったりして、そういやって時間をやりすごせば一晩の勤務が終わる。

筆者はお酒が入らないとニコニコ出来ない質なので、お店のお酒を常に拝借しながら時を過ごす。(サービスその他にやる気がない)

私のような地味アラサーが指名とか延長を望んではいけないぞ、と思っていた。

 

 

その時!

 

 

 

 

 

 

ボーイ「モニカさん、延長ッスね!」

 

 

 

 

 

フリーだと1回3人の嬢が回転するのだけど、

地方から来たそのお客さんはフリーを1回延長。

すなわち6人の嬢からサービスを受け、

なぜか6人目だった私を気に入るのだった。笑

 

 

なぜ???|д゚)

 

なぞのまま、2回延長し、ドリンクも入れてくださる。

そして次の日(連休なかび)もご来店。

本指名とやらをいただくことになる。

 

 

おや?????|д゚)

 

ボーイさんたちもびっくり。新人に’アツイ’客が付くにしてはめちゃ早!とのこと。

ボーイかつ店長の田中(仮名)「モニカさん、めっちゃアツイですよー!

6人中1人ですよ。ヤバいですから頑張ってください(スマイル)」

 

イケメン店長田中にそんなこと言われると、前途したようにここ最近人からめっきり関心を向けられなくなっていた私、ますます気合いが入る。

 

そのお客さん、ヨシオさんは、車好きの、おなかぽっこりでた中年のおじさん。

仕事は不明。喋らないしちょっと息から香ばしい匂いあり。鎖骨ばっかり触ってくる。(きもちわるくないと言えばウソ)

でも、☆延長☆指名☆という素晴らしい響きと、店長田中のよいしょについ調子に乗るのだった。

 

あら、私意外とこの仕事で稼げてしまうのではないか?

 

と思った連休。

 

 

余談。

「エンジェルピース」の時給は3000円。

そこにドリンクバック(微々たる)と指名、延長が入ると報酬が加わります。

指名も延長も大体1000円くらいのバックがあります。

(こういう業界では’バック’という表現を使うことを知りました。そうよね、労働者へ出資者から直接労働者に対価が支払われるわけではなく、一度預けられて’バック’されるんだもんね。)

 

時給だけでも全然いいと思っていた筆者だが、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、それ以上稼げたりもするのか、という欲が芽生えだします。

ちなみに寝ずに過ごした連休明けの派遣出勤時の顔と勤務状況は最悪でした。小さなミス連発。でも、派遣だからそこまで怒られないし、責任ないし。

 

田中に褒められるほうが幸せだわ。

 

つづく。